斎藤真緒 (産業社会学部/教授)
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「近代家族」の変容に関する理論的研究をふまえ、より実証的な調査研究(介護およびDV)に現在従事している。男性介護者の介護実態および支援に関する調査研究の一環として、「男性介護者と支援者の全国ネットワーク」を立ち上げている。近年はとりわけ、仕事と介護との両立に関する問題、介護者支援政策のあり方などについても、検討している。
また、デーD予防プログラムの開発にあたっては、学生院生とともに、当事者参加型のワークショッププログラムを構築している。このプログラムは、大学生のみならず、高校や中学校などでも実践を行っている。
職歴
2001年 立命館大学応用人間科学研究科博士課程前期課程修了
2002年 立命館大学衣笠総合研究機構ポストドクトラルフェロー
2005年 立命館大学産業社会学部助教授(准教授)
2017年 同 教授
主な研究分野
家族社会学
男性介護者の介護実態および支援に関する調査研究
介護者支援政策の国際比較研究
若者のセクシュアルヘルス(デートDV予防プログラムの開発実践)
主な研究業績
学術論文
津止正敏・斎藤真緒、2007、「家事にうろたえ、孤立に悩む夫たち、息子たち」『論座』、、2007年8月号、261-268頁、レフェリーなし
斎藤真緒、2007、「セクシュアルヘルスプロモーションの射程―新しいアジェンダとしての若者のセクシュアルヘルスを中心に―」『立命館人間科学研究』第14号、167-181頁、レフェリーあり
斎藤真緒、2009、「男が介護するということ―家族・ケア・ジェンダーのインターフェイス―」『立命館産業社会論集』第45巻第1号、171-188頁、レフェリーあり
斎藤真緒、2010、「介護者支援の論理とダイナミズム-ケアとジェンダーの新たな射程」『立命館産業社会論集』第46巻第1号,155-171頁、レフェリーあり
斎藤真緒、2010、「男性介護者調査研究から見えてきたこと-家族介護支援とのかかわりを中心に」『認知症ケア最前線』24:36-41頁、レフェリーなし
斎藤真緒、2011、「イギリスの家族介護者支援の取り組み」『共同対人援助モデル研究1 家族介護者支援を考える-日本と英・豪・米の比較研究』(立命館大学人間科学研究所)、5-15頁、レフェリーなし
斎藤真緒、2011、「男性介護者の介護実態と支援の課題-男性介護ネット第1回会員調査から-」『産業社会論集』『立命館産業社会論集』第47巻第3号(校正中)、レフェリーあり
学会発表
Mao Saito, Fragile love? male caregivers in Japan, The 18th Annual Conference on Men and Masculinities, 2010/03/26
Mao Saito, Transformation of informal care and gender: male carers in Japan British Sociological Association: Ageing, Body and Society Study Group Conference, 2009/07/20
Mao Saito, Ryozo Matsuda, Masatoshi Tsudome, Life Skill Difficulties Faced by Family Caregivers; New challenges faced by Japanese society as a result of the changing profile of family caregivers, International Conference on Transforming Elderly Care at Local, National and Transnational Levels, 2008/06/28
斎藤真緒・栗林環、「恋愛ism プロジェクトによる高校生向けDV予防プログラムの取り組み」、第6回思春期保険相談士学術研究大会、2008/06/09
斎藤真緒、「男が介護するということ―家族・ケア・ジェンダーのインターフェイス」日本家族社会学会、2007/09/18
斎藤真緒、「大学生向けデートDV予防プログラム―「恋愛カフェ」の取り組み」思春期保健相談士学術大会、2007/06