家族プロジェクト

代表者: 斎藤真緒 (産業社会学部 教授)   研究期間: - 2014/03

本プロジェクトでは、家族の変容に焦点をあて、家族に対する公共政策のあり方の検討と援助実践化の研究をおこなうことを主たる調査研究の目標に据えてきた。特に、家族関係の多様化および生殖医療の発展に対応したリプロダクティヴ&セクシュアルヘルスに関する理論構築およびサポートシステムの開発を実施してきた。具体的には、若者のセクシュアルヘルスに照準をあて、近年注目を集めているDating Violenceへの介入プログラムの開発を行った。その際に配慮したことは、携帯電話の普及によって、身体的暴力に限定されない、相手に対する心理的束縛が強化されやすい社会環境が広がっているという点である。DVのメカニズムおよびDVの多様性(社会的活動および人間関係の制約)を伝える、講演形式での啓発活動を補完する当事者参加型プログラムとして、ピア・アプローチによる「恋愛カフェ」を、大学生および高校生を対象にして実施している。

実績等

  • 斎藤真緒、2007、「セクシュアルヘルスプロモーションの射程―新しいアジェンダとしての若者のセクシュアルヘルスを中心に―」『立命館人間科学研究』第14号、167-181頁、レフェリーあり
  • 斎藤真緒・栗林環、「恋愛ism プロジェクトによる高校生向けDV予防プログラムの取り組み」、第6回思春期保険相談士学術研究大会、2008/06/09
  • 斎藤真緒、「大学生向けデートDV予防プログラム―「恋愛カフェ」の取り組み」思春期保健相談士学術大会、2007/06

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立命館人間科学研究

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