福島県をフィールドとしたライフ・トランジション・プロジェクト
代表者: サトウタツヤ (総合心理学部 教授) 研究期間: 2015/07 - 2016/03
本研究では、研究メンバーらが2012年から4年間にわたり培ってきた福島市笹谷仮設住宅住民や福島県の関係各位とのつながりを基盤として、技法としてのフィールド・ワークを用いて、応急仮設住宅において一旦形成された住民コミュニティの維持・変容と個人の生活の場の以降を捉える。
分析は、トランジション(transition: Zittoun, 2006)という観点からおこない、新たなライフ(命・生活・人生)のフェーズに直面する際に個人が経験する心理的変容について捉える。ここから、ライフ・トランジション(Life-transition)という概念を生成し、仮設住宅住民の心理的・身体的移行と個人を下支えする社会的支援について検討する。
参加研究者
- サトウタツヤ (文学部教授)
- 木戸彩恵 (立命館グローバル・イノベーション研究機構 専門研究員)
主な研究資金
2015年度 人間科学研究所 萌芽的プロジェクト研究助成プログラム