情報の有機的連関による社会的支援の可能性:コミュニケーション・ツールとしてのアーカイブ
代表者: サトウタツヤ (総合心理学部 教授) 研究期間: 2013/08 - 2015/03
本プロジェクトは,社会的に孤立した人々に対する社会的支援のひとつとして,情報(アーカイブ)やその情報がうみだす有機的なつながりがもたらす支援の可能性を検討することを目的としています。具体的には,以下の課題に取り組みます。
①システム理論やアーカイブ,コミュニケーションに関する文献を講読する研究会の開催
②社会的に孤立した当事者同士が情報を公開,交換,参照できるような場の構築とコミュニケーション過程の分析
③デジタル・アーカイブを利用した情報参照のシステムの応用可能性の検討
これらの知見から,個人と社会をつなぐ情報(アーカイブ)支援の可能性,とりわけ情報を媒介とした社会包摂的支援の可能性について議論します。
参加研究者
- 福田茉莉 (衣笠総合研究機構・専門研究員)
- 滑田明暢 (立命館グローバル・イノベーション研究機構・専門研究員)
- 山田早紀 (文学研究科)
実績等
- 「情報の有機的連関をもたらすものはなにか?: “3rd International Seminar of Cultural Psychology”参加報告」(「人間科学のフロント」2014年7月掲載)