石倉康次 (産業社会学部/教授)
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高齢者や子どもの視点から、生活の場としての地域の計画的整備のあり方の実践的な研究から始め、その後、認知症高齢者にとっては、本人を中心に据えた社会環境が本人の状態を大きく作用するという点に注目するようになっていった。
2000年の介護保険導入を契機に、日本でも社会福祉サービスの分野に市場化や契約制度化がすすめられてきた。このような動向においては、社会福祉サービスを提供する福祉システムと福祉事業経営のあり方がポイントになると判断し、研究の焦点もそこに移してきた。
震災からの復興については、産業の復興に視点が当てられることがおおいが、住民の生活再建と、その基礎要素としての福祉施設・福祉労働の再構築という視点から東日本大震災以後の実態についての調査研究に取り組んできた。
職歴
1981年 立命館大学大学院社会学研究科単位取得満期退学
1982年―
1988年 関西計画技術研究所 主任研究員
1988年―
1993年 総合社会福祉研究所 主任研究員
1993年―
2005年 広島大学 総合科学部 助教授
2005年― 立命館大学 産業社会学部 教授
主な研究分野
地域社会学、社会福祉、認知症ケア、福祉システムと福祉事業経営
参加プロジェクト(終了したものを含む)
- 東日本大震災被災地から検証する福祉労働者の”利用者と職員の命をつなぐ”実践
- 2013年度立命館大学研究推進プログラム「事例研究による、放射線被害を含む東日本大震災による影響を想定した福祉労働実践と、新たなる支援基準の提案 —宮城県、福島県の福祉労働者の果たした役割に関する追跡調査—」