教育における生理学的アプローチ研究

代表者: 岡本尚子 (産業社会学部 准教授)   研究期間: 2017/04 -

 教育において,学習者と指導者の思考を解明することは,効果的な学習と指導を実現するための主要な課題の一つである。そのため,思考過程を可視化すべく,従来,「観察手法」「面接手法」「質問紙手法」などの手法が考案されてきた。近年では,こうした従来型手法に加え,技術発展によって,生理学的手法(脳活動計測,視線計測など)を用いることが可能となっている。客観性の高い,リアルタイムの時系列データを,より簡便に取得できるようになってきたわけである。生理学的手法は,教育学で重要性が高まりつつある科学的根拠に基づいた(エビデンス・ベースドな)教育に必要とされる客観的データを提供できる点でも,有用な手法といえる。
 そこで,本プロジェクトでは,学習者の学習過程,指導者の指導過程を対象に,脳活動計測や視線計測などの生理学データの取得を行うことにより,学習者や指導者自身が無意識的な部分をも含めて分析を行う。これにより,効果的な学習や指導についての提案を行うことを目指す。

参加研究者

  • 岡本尚子 (産業社会学部 准教授)
  • 肥後克己 (R-GIRO 専門研究員)
  • 山﨑まどか (人間科学研究所 客員研究員)

主な研究資金

2017〜2019年度 人間科学研究所 重点研究プログラム

関連タグ

学習教育認知

刊行物

立命館人間科学研究

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