高齢者プロジェクト
代表者: 土田宣明 (総合心理学部 教授) 研究期間: 2016/04 -
本研究の目的は,高齢者の実行機能の問題を検討することにある。実行機能のうち,特に抑制機能に注目して検討したい。高齢者の抑制機能の低下は,加齢に伴う認知機能の変化を説明する仮説の1つとして,重要視されてきた。例えば,注意・記憶・思考などの認知的側面で,抑制機能の低下がどのように影響するか,分析されてきた。しかし近年,意思決定後の「Output」(運動反応)の抑制が特に加齢の影響を強く受けるとする実験結果がみられるようになった。そこで,本研究では運動抑制に注目して,どのような変数が抑制の失敗に影響しているのか,多角的なデータの収集を目的とする。
参加研究者
- 土田宣明 (総合心理学部 教授)
- 吉田甫 (衣笠総合研究機構 客員研究員)
- 石川眞理子 (人間科学研究所 客員研究員)
- 高橋伸子 (人間科学研究所 客員研究員)
- 宮裕昭 (人間科学研究所 客員研究員)
- 坂田陽子 (OIC総合研究機構 客員研究員/愛知淑徳大学 教授)
主な研究資金
2016〜2019年度 人間科学研究所 重点研究プログラム