若者ソーシャルワークに関する基盤研究プロジェクト

代表者: ( )   研究期間: 2014/07 - 2016/03

 現在、若者の困難状況や支援実践に関する多くの研究が、移行期の自立困難や移行支援に当てられている。最近では、居住の貧困や貧困の連鎖など若者を取り巻く不利な状況が少しずつ明らかにされつつあるものの、その背景にある虐待や障害へのサポートの欠如など、若者の生活の困難さに関する分析が依然として不足している。
 そのため本研究では韓日の両国において、家出した若者たちのデータを収集・比較して分析することにより、それぞれの国の若者たちの生活困難状況を明らかにすること、両国の若者の生活困難の背景にある社会的・文化的な要素を明らかにすること、そして、そこから両国での若者ソーシャルワークの基盤となる議論を提起することを目的としている。
 調査においては、両国の家出した若者に対して支援実践を行っている団体に協力を依頼し、当事者、支援者へのインタビューやケース記録を分析データとする。

参加研究者

  • 山本耕平 (産業社会学部教授、研究総括)
  • 峰島厚 (産業社会学部教授, 韓国調査コーディネート)
  • 丸山里美 (産業社会学部准教授, 日本調査コーディネート)
  • 深谷弘和 (社会学研究科 後期課程院生)
  • 岡部茜 (社会学研究科 後期課程院生)
  • 兵頭宏美 (社会学研究科 前期課程院生)
  • 浦谷彩加 (社会学研究科 前期課程院生)

刊行物

立命館人間科学研究

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