教育現場における心拍数を利用した学習者の興味・関心計測に関する研究 (心拍数による学習者の興味・関心計測プロジェクト)

代表者: 坂上友介   研究期間: 2023/4 -

近年、教育現場において教員-学習者、学習者同士で多様な人間関係を構築する対話力や、学習者が主体的に課題を発見・解決する力を培う探求型教育が推進されている。学習者の興味・関心を引き出すことは、効果的な探求型教育に寄与すると考えられる。学習者の興味・関心の計測は質問紙で行われることが多いが、興味・関心が生じた時間と回答した時間の時間差が課題である。本研究では、学習者の興味・関心が高まると教員と学習者、学習者同士の心の距離が近づく考え、人と人の心の距離が近づくと、互いの心拍数が同調すること(福家ら,2023)から、心拍数の同調度合いから学習者の興味・関心を計測することを目的とする。研究では、高校生を対象に腕時計型心拍計で授業中の教員と学習者の心拍数を計測、同調度合いを算出し、質問紙で得られた興味・関心と比較することで、その関連性を明らかにする。心拍数による学習者の興味・関心の計測は、その時間変化の観察を可能とするため、探求型教育における人間関係構築や学習者に寄り添った学びと成長の支援が期待できる。

参加研究者

  • 坂上友介 (立命館グローバル・イノベーション研究機構 研究教員(助教))

主な研究資金

2023年度 人間科学研究所 萌芽的プロジェクト研究助成プログラム

関連タグ

教育

刊行物

立命館人間科学研究

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