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ダイバーシティ・マネジメントチーム



 ダイバーシティ・マネジメントは、企業や組織において、いかに様々な背景を持つ人たちに活躍してもらい、それによって、パフォーマンスをあげていくことができるかを考えていくプロジェクトである。ダイバーシティ・マネジメントが求められる背景の一つとして、少子化や高齢化の問題がある。労働力が減少するなかで、女性や外国人の積極活用を計る必要があり、また、閉塞感を打破し新しい価値を作っていくためにも、様々な視点を持つ人の活用は有効である。また、高齢化が進展している先進国においては、外国人介護労働者の受入れが進んでおり、日本でも、2008年から看護・介護分野への外国人労働者の受入れが始まった。このような流れを受け、ダイバーシティ・マネジメント・プロジェクトは、2009年度に、2つの研究を行う予定である。ひとつは、香港の研究者などとともに行っているアジアの職場における異文化コンフリクトマネジメントスタイル(国による違い)についての研究で、組織を活性化するための「よい対立」をうむための基礎データとする。また、フィリピンにおける人的経営についてまとめ、フィリピンからの介護士が日本へも入ってくるが、彼らのマネジメントを行う際の基礎データとする。