コミュニティチーム



 コミュニティプロジェクトでは、独居の介護サービス利用者、障害児童、知的障害者、そして、日本に居住する外国人などに主として注目して、そうした問題が地域コミュニティのなかでいかに解決可能かを模索している。日本社会の中でさまざまな苦難に直面しているマイノリティーが抱える問題に対しては、さまざまなボランタリー・アソシエーションが立ち上げられ、公的機関のサポートも受けながら、社会的支援活動を行っている。本プロジェクトでは、そうした「顔の見えるコミュニティ創造」によって、地域の問題を乗り越えようとするボランタリー・アソシエーションが、現在、直面している問題を明らかにするとともに、そうした問題を乗り越えていく展望を提起することを目指している。
 また、並行して、ボランティア文化の在りようについて、国際的な視点から比較分析を行い、日本のボランティア文化の問題点を明らかにするとともに、とくに、日本の若者たちをいかに目覚めさせ、社会的活動へと関わらせていくことができるかを、テキスト開発を通じて、実践的に研究していく。