高齢者チーム



  高齢者プロジェクトでは、通常は低下していく機能、たとえば記憶機能、抑制機能、前頭葉機能 などの低下を維持できるのではないかという目的をもって活動をおこなっています。こうした機能は、基本的には人の脳、とくに前頭葉に支配されている領域なので、前頭葉を活性化する課題をおこなってもらいます。そこで予想されることは、前頭葉が活性化した結果として、記憶機能、抑制機能などが低下するのではなく、加齢に伴っても維持されるのではないかということが予想されます。昨年度の研究では、その予想を指示する結果が得られています。実際には、1週間に3回ほどの学習をおこないますが、内容としては文章を声に出して読む、やさしい計算をするといった課題です。学習場面には、こうした学習をサポートする大勢の人がいますので、そうした人の支援を受けながら、楽しく学習を続ける方がたくさんいます。また、半年以上にわたって学習を続けるので、お楽しみ会なども間にあり、楽しく学習しながら認知機能を維持するというプロジェクトです。