高次認知過程における潜在性と意識的コントロール

代表者: 服部雅史 (総合心理学部 教授)   研究期間: 2010/04 - 2015/03

 心理学において,意識と無意識の問題は古くて新しい問題である。私たちは,自分の心の多くの部分が意識されており,意志を自由にコントロールしていると信じているが,実際に私たちの行動に対する影響は,無意識な心のはたらきによるものが非常に大きい。潜在的認知や認知の自動性と呼ばれる無意識的な心のはたらきについて,それが高次認知機能においてどのような役割を担っているか,どのようなしくみで機能しているか,意識的なコントロールとどのように相互作用するかについて,実証的にアプローチする。

参加研究者

  • 服部雅史 (文学部・教授, 研究統括,計画と実施)
  • 織田涼 (文学部・助手, 計画と実施)

実績等

**論文 -Hattori, M., Sloman, S. A., & Orita, R. (2013). Effects of subliminal hints on insight problem solving. Psychonomic Bulletin & Review, 20, 790-797. doi: 10.3758/s13423-013-0389-0 **学会発表 ***総論 -服部雅史・鈴木宏昭 (2012). ワークショップ:「高次認知処理の自動性とコントロール」 日本認知科学会第29回大会 仙台国際センター 12月15日 -服部雅史 (2013). サブリミナル問題解決:認知の二重性とその相互作用 第7回内部観測研究会 理化学研究所和光キャンパス脳科学総合研究センター 3月2日 ***潜在ヒントの有効性 -Hattori, M., & Orita, R. (2012). Effects of subliminal priming on insight problem solving(洞察問題解決への閾下プライミング効果) 日本心理学会第76回大会 専修大学 9月13日 -Orita, R., & Hattori, M. (2012). Effects of supraliminal and subliminal hint priming on insight problem solving. The 34th Annual Meeting of the Cognitive Science Society. Sapporo, Japan. August 3. ***意識的コントロールの逆説的抑制効果(意識的過程が情報を遮断する) -服部雅史・織田涼 (2011). 潜在ヒントによる洞察とメタ認知による妨害効果 日本認知心理学会第9回大会 学習院大学 5月28日 -Hattori, M., Sloman, S. A., & Orita, R. (2012). Effects of unrecognized hints and metacognitive control in insight problem solving. The 30th International Congress of Psychology. Cape Town, South Africa. July 26. -服部雅史・織田涼 (2014). 無意識的情報利用と意識的コントロール 日本認知心理学会第12回大会 仙台国際センター 6月28日〜29日(発表予定) ***認知的負荷の逆説的促進効果(負荷が解決を促進する) -服部雅史・織田涼 (2013). 認知的負荷が洞察をもたらすとき:洞察問題解決におけるプライミングと二重課題の効果 日本心理学会第77回大会 札幌コンベンションセンター 9月21日 -Orita, R., & Hattori, M. (2013). Unrecognized hints facilitate insight problem solving performance under dual task load. The 9th International Conference on Cognitive Science. Kuching, Sarawak, Malaysia. August 28.


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