生命倫理問題の表象アーカイヴズ

代表者: 大谷いづみ (産業社会学部 教授 )研究期間: 2014/04 - 2018/03

 生殖技術、脳死と臓器移植、安楽死・尊厳死などに代表される生命倫理問題は人の生・老・病・死に関わる問題であるがゆえに、ひとりアカデミシャンにその是非が委ねられるものでも、患者本人やその家族などのいわゆる「当事者」の自己決定に還元できるものでもありません。人は真空の実験室で生きているわけではありませんから、個人を取り巻くさまざまな要因が有形無形の権力作用の影響を与えています。
 本プロジェクトは、生命倫理問題を扱った文学・映画・演劇・マンガやマスコミ報道を蒐集・整理・解析し、それらが専門家集団と一般市民の接点でどのように作用しているか、「個人の生死」にどのような影響を与えているかを多元的に検証する企てです。

参加研究者

実績等

  • 大谷いづみ, 2012a, 「犠牲を期待される者――「死を掛け金に求められる承認」という隘路」『現代思想』40(7): 198-209, 査読無し.
  • 大谷いづみ, 2012b, 「患者および一般市民のための生命倫理教育――パッケージ化される「生と死の物語」を読み解く」伴信太郎・藤野昭宏責任編集『医療倫理教育』丸善, 108-128.
  • 大谷いづみ, 2013, 「「理性的自殺」がとりこぼすもの」―続・「死を掛け金に求められる承認」という隘路」『現代思想』41(7): 198-209, 査読無し.

主な研究資金

  • 文部科学省科研費基盤研究C「生命倫理学におけるモンスター概念の変遷とその役割―メタファーとしての奇形―」(研究分担者、2012/04-2015/03・予定)
  • インクルーシブ社会に向けた支援の<学=実>連環型研究(研究代表者:稲葉光行)テーマ⑤ 社会的包摂と支援に関する基礎的研究(研究分担者、2013/04 - 2016/03)

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