ナッジ研究プロジェクト

代表者: 井上彰 研究期間: 2013/04 - 2017/03

 「ナッジ」とは英語で「人をひじで軽く押す/つつくこと」を意味し、行動経済学の分野で選択状況を変えることで、人々に特定の(望ましい)選択を促すという意味で使われている。この言葉を一躍有名にしたキャス・サンスティーンとリチャード・セイラーが唱道するリバタリアン・パターナリズムは、人々の選択の自由を尊重しつつも、人々を厚生改善の方向へと誘導(ナッジ)する政策を一般理論的に正当化する規範理論上の立場である。この立場をめぐって、功利主義の考え方やアメリカのリベラル・デモクラシーが理論的・思想的背景となしているかどうかをめぐって様々な議論がある。認知心理学や行動経済学が、ナッジ政策をどこまで裏打ちするものなのかについても検討の余地がある。
 本プロジェクトでは、一方でナッジの理論的ルーツを検討しつつ、他方で認知心理学や行動経済学がナッジをどこまで裏書きするものとなっているのかについて、サーヴェイ実験を通じて明らかにし、両者の研究を通じて得られた知見を有機的に統合することを目的とする。

参加研究者

実績等

若松良樹、清水和巳、井上彰、宇田川大輔「規範理論と実証理論との対話-リバタリアン・パターナリズムを手がかりに-」日本法哲学会2013年度学術大会(於駒澤大学)、2013年11月

主な研究資金

  • 基盤研究(S)「制度構築と政策形成に必要な市民のニーズの把握-政治経済学実験とCASI調査-」(研究代表者:早稲田大学政治経済学部田中愛治)
  • 基盤研究(C)「匿名性の高い状況における協調問題を外部インセンティブなしに解決するための研究」(研究代表者:早稲田大学政治経済学部清水和巳)

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