多言語DAISYテキストによる外国人児童の学習支援に関する研究

代表者: 小澤亘 (産業社会学部 教授 )研究期間: 2011/04 - 2021/03

 DAISYとは、Digital Accessible Information Systemの略で、文章・音声・画像を統合したデジタルテキスト作成のための世界規格です。DAISYコンソーシアムという国際的組織によって、視覚・聴覚障害、弱視、LD(学習困難)、とくに、ディスレクシア(読み書き困難)など、さまざまな障がいを乗越える画期的な基盤支援技術として世界に普及しつつあります。
 本プロジェクトでは、日本では特別支援教育の枠組みのなかで捉えられてきたDAISYを、そのユニバーサル・デザイン性(障がいの有無にかかわらず、だれにとっても便利であるという特色)に注目して、日本に在住する外国人(児童・成人)の日本語・母国語学習へ応用していくことを目指しています。
 プロジェクトの公式HPにて、詳しい情報を掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
 Rits-DAISY 立命館大学DAISY研究会 公式HP(新しいウインドウ又はタブで開きます。)

滋賀県湖南市の日系ブラジル人学園と協力して、ポルトガル語と日本語併記の手作りDAISY絵本を作成。絵は、「ブラジルの夢」と題した子どもたちの作品。こうした絵をもとに、中澤ローザ先生が子どもたちにインタビューしながら、絵本のストーリーを練り上げました。

手作りDAISY絵本には、子どもたち自身の声を録音。自分や仲間の声が聞こえる教材に、子どもたちは大喜び。中澤ローザ先生の話では、「子どもたちが、いままで自分たちの狭い閉じた仲間意識から抜け出し、教室に来られる日本人の訪問者を取り巻くようになり、外の世界へのコミュニケーション欲求を持つようになった。言葉の学習に対する関心も強くなった」とのことです。

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参加研究者

実績等

  • 論文・単著「多言語DAISYテキストの可能性:新たな教育支援ネットワークの創造に向けて」(『APT20周年記念誌 多文化共生社会をめざして20年』京都YWCA・APT)2011年、58〜62ページ
  • 論文・単著 “ ‘Foreign Citizens’and Public Sphere in Japan”(立命館産業社会論集 第45巻第3号、2009年12月)、43〜52ページ
  • 論文・単著“How to collaborate between Univ. and NGO to empower the Youth : A Challenge depending on the Data of Comparative Study on Volunteering Culture between Japan, Korea and Canada”, The 6th ISTR Asian Pacific Regional Conference Proceeding(第6回国際第3部門学会亜洲太平洋区域年会論文集),13 pages, November 2009
  • 論文・単著「多文化共生社会の実現に向けて」(加藤直樹・峰島厚・山本隆編『人間らしく生きる福祉学』、ミネルヴァ書房、2005年4月所収)165〜173ページ
  • 国際シンポジウム報告・単独(ただし、ATDO濱田痲邑氏による代理報告) “Support network for foreign students’ education by DAISY”, International Daisy Congress ‘Digital Books, Inclusion and the Market: New production perspectives’, 5th November 2011, in Sao Paulo.

主な研究資金

  • 文部科学省科学研究費補助・挑戦的萌芽研究「多言語DAISYテキストに基づく「外国人学習支援」に向けたアクション・リサーチ」

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