取調技法プロジェクト

このプロジェクトのサイトを見る

 本プロジェクトは“取調べ手法とカメラアングルの組み合わせが事実認定に与える影響”について検討することを目的に、2015年に学外の2人の法学者とともに立ち上げました。
 犯罪の容疑をかけられた被疑者を取調べる手法として、自白を得ることを目的とするリード(Reid)テクニックと、自白を得ることではなく、より多くの情報を話してもらうことを目的とするピース(PEACE)モデルがあります。我が国で行われている取調べ手法は、自白追及型(指宿,2013)という点でリードテクニックと共通するものです。また日本では取調べ録画映像は被疑者のみフォーカスして撮影されますが、イギリスでは、被疑者と取調官の両方をフォーカスして撮影されます。ピースモデルによる取調べや、被疑者のみをフォーカスする取調映像は、その映像を見た者の判断を有罪方向にシフトさせること、この傾向は評議を行っても維持されることが本研究から明らかとなりました。
 リードテクニックによる取調べが行われた場合、その録画映像を見た者は供述が自由意思でなされなかったと判断する傾向を強めます。また、被疑者のみをフォーカスする取調べの録画映像を見た場合には、ネガティブな印象を強めることになり、適正な判断を下すことを困難にします。本プロジェクトでは現在の研究を発展させ、適切な取調べ技法について継続的に検討を行っていきます。

参加研究者

  • 山崎優子 (立命館グローバル・イノベーション研究機構・専門研究員)
  • 指宿 信 (成城大学・法学部教授 統括)
  • 山田直子 (関西学院大学・法学部教授 模擬裁判実施)

主な研究資金

2016年度 人間科学研究所 萌芽的プロジェクト研究助成プログラム


刊行物

立命館人間科学研究

おすすめ


facebook

メールマガジン登録

リンク

ASHS 対人援助学会

生存学研究センター

アクセシビリティ方針