応用心理学としての法と心理学の歴史構築

代表者: 若林宏輔 (総合心理学部 准教授)   研究期間: 2014/07 - 2017/03

学問史の重要性は、ある学問の内部で醸成されてきた歴史認識(ストーリー)を再構築することです。これは同学問の内部で現在常識または当然として考えられている研究者たちの認識枠組みを新たにすることで、これまで考えられてこなかった学問全体のあり方や考えるのが難しいとされてきた方向性へ道を開く試みです。心理学内部では「社会応用研究の低価値性」がこれに該当すると考えています。
 本プロジェクトでは、心理学がその研究知見を社会に応用していくことを「低価値」と認識しはじめた発端となる出来事として、1909年から数年に渡り米国で展開された「法学者ジョン・ヘンリー・ウィグモアと心理学者ヒューゴ・ミュンスターバーグの論争」について調査します。

参加研究者

  • 若林宏輔 (総合心理学部)
  • 中妻拓也 (文学研究科)
  • 中田友貴 (文学研究科)

実績等

-人間科学のフロント「応用心理学としての法と心理学の歴史構築」(執筆:若林宏輔、2015年5月掲載) 

主な研究資金

立命館大学・研究推進プログラム(若手研究)模擬裁判員裁判の実施とテキストマイニング手法による評議内容の分析手法の検討

関連タグ

心理

刊行物

立命館人間科学研究

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