読書障害学生支援における大学図書館の課題

代表者: 松原洋子 (先端総合学術研究科 教授)   研究期間: 2009/04 - 2018/03

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近年ITの活用により、かつて視覚を通して文字を読むのが困難であった読書障害者でも、手軽に本や雑誌を読めるようになってきた。文字情報がテキストデータ化されていれば、自動点訳ソフトやスクリーンリーダー等を活用して、視覚に頼らず文書を読むことができる。また、読字障害や身体障害のために紙の本を読みづらかった人も、マルチメディア化や障害に応じた多様なインターフェースを通して読書することが可能となった。そうした利便性を大学の障害学生支援に反映し、読書障害をもつ学生が大学図書館を通じて提供される本や雑誌を最大限に活用できるようになることが望ましい。しかし、関係者の努力にもかかわらず現状ではそれが十分に実現されていない。本研究では大学図書館における紙の本や雑誌のテキストデータ化とその活用、アクセシブルな電子出版物の利用を促進するための条件を検討し、読書障害学生支援の仕組みを設計する。なお、2012年度の研究成果としては、松原洋子・植村要「未校正書籍テキストデータの読書アクセシビリティ―大学図書館における読書障害学生支援に向けて―」『立命館人間科学研究』26号, 99-110, 2013年 があるのでご覧いただきたい。

(財)マルチメディア振興センター「書籍デジタルコンテンツ流通に関する研究会」報告書について:プロジェクトメンバーが座長と委員をつとめたプロジェクトの報告書がダウンロードできるサイト。読書障害をもつ大学生にアクセシブルな電子書籍・書籍データを提供し支援する際の問題点と課題を提起。

参加研究者

  • 中村正 (応用人間科学研究科・教授, 分担者・大学教学における読書支援の検討)
  • 立岩真也 (先端総合学術研究科・教授, 分担者・障害学に基づく情報アクセシビリティ研究)
  • 松原洋子 (先端総合学術研究科・教授, 研究統括・読書アクセシビリティ関連諸制度の検討)

刊行物

立命館人間科学研究

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