研究プロジェクト

方向知覚
研究会名 方向知覚
研究課題 視覚・触覚・自己受容覚における方向の知覚
研究体制
研究代表者 東山篤規 立命館大学文学部教授 実験心理学
幹事 北岡明佳 立命館大学文学部助教授 知覚心理学
尾田政臣 立命館大学文学部教授 認知心理学
下野孝一 東京海洋大学海洋工学部助教授 知覚心理学
古賀一男 名古屋大学環境医学研究所助教授 知覚心理学
研究目的(要約)
方向の知覚は、人を含む動物の生存にとってきわめて重要な機能であり、視覚、触覚、自己受容覚のどれもがもっている機能であるが、諸感覚の間の相互作用についてはほとんど解明されていない。
方向の知覚の研究はそれぞれの感覚において個別的に研究されてきており、諸感覚の相互作用の視点から、これを統合的に論じた研究は、最近になってようやく現れ始めたといって過言でない。
視覚、触覚、自己受容覚のそれぞれは、方向を知覚するための機能を備えている。しかも日常世界では、たいていの場合、これらの3感覚は統合的にはたらいて、われわれの視空間の構成に寄与している。この研究では、それぞれの感覚が、方向の知覚に関してどのような正確性と安定性を持ったものであるかを明らかにすると同時に、この3種の感覚の相互作用を解明することを目的とする。とくに、
1) 皮膚面に与えられた触刺激の方向(触方向)が、その身体部位の位置(自己受容覚)の変化に伴ってどのように変化するのか
2) 身体を傾けることによって生じる傾斜の知覚が、視覚的パターンによってどのように変容するのか
3) 床面を一定の速度で傾けたときに得られる床面の傾斜知覚と姿勢の関係
4) 触・自己受容空間の原点(エゴセンター)の摂動性、およびポインティング事態における触・自己受容空間の原点と視空間の原点との関係
5) 視覚系における方向の問題、とくに単純な方向錯視図形の知覚と熟知化した複雑図形(顔)の認知における方向の問題
を明らかにする。
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