【開催報告】アドバンスト研究セミナーVol.7「供述分析法セミナー」

↑報告をされるデラハンティ教授↑本学の若手研究者も話題提供を行いました(写真は若林宏輔・文学部助教)。ヘッドマウントディスプレイを実際に体験されるデラハンティ教授と、説明をする斎藤進也・専門研究員↑会場の様子
 7/17(木)、2014年度前期最後となる人間科学研究所アドバンスト研究セミナーが開催されました。

 今回のセミナーでは「供述分析法」という、公正な司法判断を実現するために鍵となるテーマについて議論されました。
 裁判供述を正確に読み解くための方法論の一般化や理論の体系化が十分になされていない現状に鑑み、これまで人間科学研究所とR-GIRO「文理融合による法心理・司法臨床研究拠点」(法心理・司法臨床センター)は連携して、供述分析法に関する知見の集積と方法論の構築を行ってきました。

 この日は、国際シンポジウム「取調べと可視化―新しい時代の取調べ技法・記録化と人間科学―」のために来日していたジェーン・デラハンティ教授(チャールズ・スタート大学)を招聘し、供述分析法に関する動向や課題をご報告いただきました。

 デラハンティ教授の報告では、特に司法プロセスにおけるDNA鑑定の使用事例に焦点を当て、その盲目的な活用の危険性についての指摘がなされるとともに、科学と司法判断の関わり方について本質的な問いが投げかけられました。これを踏まえ、DNA鑑定や科学的手法の使用に関する日本、イギリス、オーストラリア、アメリカなど国別の現状について、会場の参加者を交えた議論が行われました。

 また、その他の参加者からも積極的に話題が提供され、「犯罪心理学に関する歴史学的レビュー」「司法プロセスにおける色彩の言語表現問題」「供述分析へのテキストマイニングおよび多変量解析の応用」「取り調べにおけるバーチャルリアリティ技術とヘッドマウントディスプレイの応用可能性」といった心理学、感性科学、データ科学、情報科学など多様な領域における最先端の知見・技術が紹介されるとともに、それらの司法への適用可能性についての検討が行われました。

 セミナーの司会は稲葉光行(政策科学部教授)が司会を務め、文学部・心理学科の教員、法心理・司法臨床センターの専門研究員や博士後期課程の大学院生など若手研究者を中心に多くが集まり、デラハンティ教授を交え多角的な議論を行いました。

人間科学研究所アドバンスト研究セミナー 2014年度前期開催分のご報告

※2014年度後期も開催予定です。詳細はHP上でお知らせいたします。

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