研究チームについて

研究テーマ 高齢者・障害者支援

 高齢者、障害のある人たちが、健常者とともに、様々な問題を抱えながらも相互に関係し高め合うことのできる物理的・社会的環境を、大学という構造化されたシミュレーション場面の中で多角的に検討します。心理学、社会学、社会福祉学、教育学など、既存学範のモザイク的な総合ではなく、直接的な臨床的支援から最適環境を辿っていくボトムアップ型の知識創造をめざしています。

研究テーマ ニーズの多様性化と支援の再構築

 男性介護者(介助者も含む。広い意味では家族介護(助)者)、逸脱行動への対応、家族援助ニーズに応える素人援助者(ボランティアやNPOによる)、当事者が要援助者を支援する自助活動等、ニーズの多様化とともに支援のあり方やその担い手そしてケアの提供の仕方は日々変容しています。「ニーズの多様性と支援の再構成」という視点からこうした変化の体系的な研究を行います。

研究テーマ 情報蓄積と移行システム

 組織としての大学の持続性を利用し、大学という場が情報をもつことの可能性について考えます。大学は地域に永続する拠点として、そこに集う個々人の情報アーカイブを作ることが可能となります。様々なニーズを持った地域住民のキャリア情報の蓄積・保護・活用に関する方法論的検討を行います。