所長あいさつ

松田先生写真
人間科学研究所所長
松田亮三

 立命館大学人間科学研究所は、「対人援助」(Human Services)に関する研究と実践を中核的課題とし、基礎と応用、理論および実験と実践、そして心理・教育・哲学・歴史・社会・福祉・法といった諸領域の垣根を超えて、人間と社会に関わる総合的・学際的研究を行っています。

 こうした研究の多くは、大規模な災害、生活の困難、介護、医療、子育て、教育、就労、紛争といったさまざまな場面において、個別専門領域にとどまらない総合的・学際的な研究を推進し、それらの場面で生じる諸課題の解決につながる知識を社会とつながりつつ産出していくことを目指しています。

 2000年の設置以来、社会臨床実習室、多文化臨床ラボ、トレーニングルームなどの独自の設備を活用し、本研究所を母体として、学内外の研究者、大学院生、大学生がさまざまな研究を進めてきています。それら研究プロジェクトでは、行政、企業、NPO、コミュニティ組織などとの産官学民連携とともに、中学・高校教諭、福祉専門職など、対人サービス実践者の研究への参画が重視されてきました。また、個別の研究プロジェクトだけでなく、「大学を模擬社会空間とした自立支援のための持続的対人援助モデルの構築」や「インクルーシブ社会に向けた支援の<学=実>連環型研究」といった大型の全所的プロジェクトにも取り組んで来ております。

 当研究所は、常置組織として、各種研究プロジェクトの推進に加え、それらのプラットフォームを形成する取り組みを行ってまいりました。これには、多言語による研究情報の発信、学外者を加えた厳正な査読を行う学術誌、『立命館人間科学研究』の発行とオンライン公開、新しい理念に基づく「人を対象とする研究倫理審査」のための組織・制度設計の提案、などが含まれます。

 グローバル化が進む中で、人間と社会に関わる研究課題はいっそう複雑化し、広がってきております。本研究所の多様な研究プロジェクト・事業に対して、引き続きご理解・ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

歴代研究所長

 

2018年度〜 松田亮三(産業社会学部)
2015年度〜2017年度 松原洋子(先端総合学術研究科)
2011年度〜2014年度 松田亮三(産業社会学部)
2004年度〜2010年度 望月昭(文学部)
2002年度〜2003年度 佐藤嘉一(産業社会学部)
2001年度 松田隆夫(文学部)
2000年度 斉藤稔正(文学部)

刊行物

立命館人間科学研究

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